KINTOの損益分岐点はどれくらい?月額のサブスクと一括購入の違いを徹底解説

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  • 新車を購入するより、KINTOの方がお得なの?
  • KINTOと現金一括購入で比べると損益分岐点は何年?
  • 損をしないKINTOの使い方が知りたい

新車に定額で乗れるサブスクのKINTO(キント)ですが、新車を購入するよりも高くならないか心配ですよね。

リース代に含まれているものや、車の維持費の計算が複雑で途中でやめてしまう人は多いです。

結論、KINTOは5年以内に乗り換えるなら、購入と比べて安く新車に乗れます。

車を10年持ち、車検やメンテナンスも費用もわかる私が解説します!

この記事ではKINTOの定額と新車を購入した場合の費用について、損益分岐点を実際にシミュレーションしました。

KINTOの仕組みや注意点も詳しく解説するので、あなたがKINTOに向いているかがわかりますよ。

初めてマイカーを所有する人や、車の購入費用が分からず不安な人はぜひ参考にしてください。

サブスクで気軽に車を持とう

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KINTOの月額サブスクと現金一括購入の損益分岐点は5~6年!

KINTOと現金一括で購入した場合で比べると、損益分岐点は5~6年目になります。

同じ車に5年以上乗り続けないなら、KINTOの方がお得だね!

車を買うと各種保険料や車検費用がかかりますが、KINTOはすべて費用がコミコミなのが特徴です。

この記事では、新型プリウスヤリスハリアーで比較してみました。


車の維持費については「車が買えないストレスから抜け出すための具体的プラン」でも解説しています。

新型プリウスの損益分岐点

新型プリウス(G HEV)に年間でかかる費用を計算すると、損益分岐点は6年目になります。

年数KINTOの場合一括購入の場合
1年目707,520円
(年間料金)
3,323,171円
(車両費用+年間維持費)
2年目1,415,040円
(年間料金×2)
3,418,842円
(1年目+年間維持費)
3年目2,122,560円
(年間料金×3)
3,577,983円
(2年目+年間維持費+車検)
4年目2,830,080円
(年間料金×4)
3,673,654 円
(3年目+年間維持費)
5年目3,537,600円
(年間料金×5)
3,832,795 円
(4年目+年間維持費+車検)
6年目4,221,360円
(5年目+再契約年間料金)
3,928,466 円
(5年目+年間維持費)
7年目4,905,120円
(6年目+再契約年間料金×2
4,087,607 円
(6年目+年間維持費+車検)
すべて税込み

シミュレーションの条件は以下の通りです。

ガソリン代、駐車場代はKINTO、一括購入ともにかかるのでシミュレーションには含みません。

    

ヤリスの損益分岐点

ヤリス(X GAS) に年間でかかる費用を計算すると、損益分岐点は5年目でした。

年数KINTOの場合一括購入の場合
1年目434,280円
(年間料金)
1,733,251円
(車両費用+年間維持費)
2年目868,560円
(年間料金×2)
1,814,802円
(1年目+年間維持費)
3年目1,302,840円
(年間料金×3)
1,951,093円
(2年目+年間維持費+車検)
4年目1,737,120円
(年間料金×4)
2,032,644円 
(3年目+年間維持費)
5年目2,171,400円
(年間料金×5)
2,168,935円 
(4年目+年間維持費+車検)
6年目2,592,480円
(5年目+再契約年間料金)
2,250,486円 
(5年目+年間維持費)
7年目3,026,760円
(6年目+再契約年間料金×2)
2,386,777円 
(6年目+年間維持費+車検)
すべて税込み

シミュレーションの条件は以下の通りです。

ガソリン代、駐車場代はKINTO、一括購入ともにかかるのでシミュレーションには含みません。

ハリアーの損益分岐点

ハリアー(G GAS) に年間でかかる費用を計算すると、損益分岐点は6年目になります。

年数KINTOの場合一括購入の場合
1年目728,640円
(年間料金)
3,660,771円
(車両費用+年間維持費)
2年目1,457,280円
(年間料金×2)
3,742,322円
(1年目+年間維持費)
3年目2,164,800円
(年間料金×3)
3,896,213円
(2年目+年間維持費+車検)
4年目2,872,320円
(年間料金×4)
3,977,764円
(3年目+年間維持費)
5年目3,579,840円
(年間料金×5)
4,131,655円
(4年目+年間維持費+車検)
6年目4,286,040円
(5年目+再契約年間料金)
4,213,206円 
(5年目+年間維持費)
7年目4,992,240円
(6年目+再契約年間料金×2)
4,367,097円 
(6年目+年間維持費+車検)

シミュレーションの条件は以下の通りです

ガソリン代、駐車場代はKINTO、一括購入ともにかかるのでシミュレーションには含みません。

下取り価格も入れたら一括購入の方がお得?

こう思うかもしれませんが、一括購入の場合は車を乗り換える際の購入費用があることを考慮しなければなりません。

乗り換えの費用が掛かることを考慮すると、KINTOは契約更新時も定額で乗れるのでお得になりますよ。

そもそもKINTOって何?特徴と仕組みを解説

出典:KINTO公式サイト

KINTOはトヨタが運営している新車のサブスクリプションサービスです。

初期費用を抑えて最新の車に乗れるため、新しい車の所有方法として人気があります。

月額料金を払うだけで車に乗れるの?

そう、車検やメンテナンスはコミコミなんだ。!

ここでは、KINTOの特徴と料金の仕組みなどを詳しく解説します。

メンテナンスもコミコミで安心

KINTOの概要と特徴

KINTOはトヨタ自動車系列の、車のサブスクリプションサービスです。

トヨタ自動車の子会社が出資している会社でもあります。

会社名株式会社KINTO
設立2019年1月
代表取締役小寺信也
株主トヨタファイナンシャルサービス㈱
他4社
事業内容自動車リース
自動車修理・点検
車両管理
中古車売買等
モビリティサービスに関わる事業
所在地名古屋オフィス
〒450-0002 
愛知県名古屋市中村区名駅四丁目8番18号
名古屋三井ビルディング北館 14F

桜通オフィス
〒450-0002
 愛知県名古屋市中村区名駅四丁目5番28号
桜通豊田ビル3F

室町オフィス
〒103-0022 
東京都中央区日本橋室町二丁目3番1号
室町古河三井ビルディング7F
公式サイトhttps://kinto-jp.com/



KINTOは他社のカーリースとは違い、車検やメンテナンスなどの費用がすべてコミコミなのが特徴です

KINTOの特徴
  • トヨタ車、スバル車、レクサスの新車に乗れる
  • 月額料金に車検、メンテナンス、自動車保険などの費用がすべて含まれる。
  • 契約期間が3年、5年、7年から選べる。

一般的なカーリースでは中古車もありますが、KINTOは新車のみの取り扱いとなっています。

料金以外の出費を一切気にしなくていいのが、KINTOのいいところね。

KINTOの仕組み

KINTOは初期費用フリープランと、解約金フリープランがあります。

解約金フリープランは5か月分の料金を前払いするかわりに、中途解約金が無くなる仕組みです。

初期費用
フリープラン
解約金
フリープラン
初期費用なし月額5か月分相当の
申込金
契約期間3年/5年/7年3年
ボーナス
併用払い 
5.5万円
11万円
16.5万円
(16.5万円の設定がない車種もあり)
設定不可
中途解約金月額料金
1~12か月分相当(※)
なし
(※)解約時期による。詳しくは「中途解約 |KINTO」を参照

車の利用状況が変わる可能性があるなら、解約金フリープランを選びましょう。

プランを選んでWEBで申し込みをすれば、販売店で車を受け取るだけでドライブができます。

月額料金には以下の費用やサービスが含まれています。

KINTOに含まれる費用
  • 自動車税
  • 自賠責保険
  • 任意自動車保険
  • 車検
  • メンテナンス
  • 消耗品
  • 故障修理、代車
  • 登録時などの諸費用
引受保険会社東京海上日動
相手方への補償対人、対物ともに無制限
同乗者への補償1名につき5,000万円まで
契約車両への補償
(車両保険)
支払限度額:リース契約の規定損害金
自己負担額:1事故あたり5万円(不課税)
(2回目以降も同額)

車に関する問題があっても、販売店や保険ですべて対応してもらえるのがKINTOの魅力です。

ガソリン代以外は全部含まれているんだね。

頭金0円でトヨタ・レクサス車に乗れる

KINTOの損益分岐点に関するSNSの口コミ・体験談を集めてみた

KINTOは新車や高級車を買うまとまった費用がない場合や、短期で乗り換える場合に得だという口コミが目立ちました。

車両保険がついているため、等級が低い人や初めて新車を買う人に良いサービスだと認知されています。

車に長く乗るのであれば、KINTOよりも購入が良いとの意見もありました。

任意保険がKINTO専用なので、等級を引き継げないことをデメリットと考える人もいるようです。

3年程度ならKINTOがいいって考える人が多いんだね。

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KINTOの損益分岐点でよくあるトラブルと対処法

全部コミコミで楽そうだけど、注意点はないの?

KINTOで損益分岐点を考える場合は、制限や禁止事項、トラブル時の対処法を知っておきましょう。

契約前にしっかり確認してね!

走行距離制限に関する注意点

KINTOは走行距離の制限はありませんが、契約年数ごとに上限が決まっています

契約満了時に走行距離が超過していた場合は、超過料金が発生します。

走行距離上限1,500km×ご利用月数の合計値
54,000km:3年契約(36ヶ月)
90,000km:5年契約(60ヶ月)
126,000km:7年契約(84ヶ月)
超過料金トヨタ車:11円/km
レクサス車:22円/km
SUBARU車:22円/km
支払時期契約終了時
参考:よくあるご質問|KINTO

普段は買い物などの日常使いをしている筆者の場合、月の走行距離は400km程度です。

東京ー大阪間が約500kmだよね。

走行距離の上限は平均すると月1,500kmなので、長距離移動が多い人や、通勤や通学の時間が長い人などは注意が必要です。

生活の中でどの程度車を使うかを考えよう。

カスタマイズや喫煙に関する注意点

KINTOはリース契約なので、カスタマイズや喫煙(電子タバコを含む)、サーキットの走行は禁止です。

車の価値を下げる行動や、車の性能や機能は変えられません。

引用:よくあるご質問|KINTO

簡単に取り外しできるものや、ディーラーオプションの取り付けは認められています

タバコを吸ったりカスタマイズしたいなら、購入がいいね。

事故に遭った時の対処法

KINTOでは、以下にあてはまる場合は事故に遭っても補償が適用されません。

保険・補償制度が適用されない例
  • 警察に事故の届出を行わなかった場合
  • 契約満了までに車両返却がされず、事故を起こした場合
  • 地震もしくは噴火またはこれらによる津波による損害
  • 過失、いたずらなどにより生じたタイヤの損害
  • KINTO契約に含まれない車両部品の損害
  • コーティングの修繕費用・再施工費用
  • リース利用規約に定める事項に違反があった場合

いたずらを受けてしまった場合や、一部の自然災害では補償されないので注意が必要です。

参考:自動車保険 | KINTO

上記以外の事故はKINTOの月額料金で保険が適用されます。

KINTOには手厚い保険がついていて、24時間365日対応しています。

万が一事故にあったときは、すぐにKINTO事故受付センターに連絡を入れましょう。

東京海上日動・KINTO事故受付センター

0120-137-160

引受保険会社東京海上日動
運転者の制限なし
相手方への補償対人、対物ともに無制限
同乗者への補償1名につき5,000万円まで
(レクサス車は1億円)
契約車両への補償
(車両保険)
支払限度額:リース契約の規定損害金
自己負担額:1事故あたり5万円(不課税)
(2回目以降も同額)
弁護士費用特約1事故につき300万円まで補償
ロードサービスレッカー搬送費用
バッテリー上がりの再始動
インロック時の鍵開けなど
代車事故、盗難時はレンタカーを手配
解約後も30日まで利用可能

車両保険や弁護士特約もついており、事故にあってもフルサポートしてもらえます。

保険を使っても月額料金は変わらないから、安心して使おう!

初めて車を持つ人も安心

やめた方がいい?KINTOが向いている人・そうでない人

KINTOは向いている人とそうでない人がはっきり分かれるサービスです。

向いている人、向いていない人

KINTOを検討している場合は、必ず事前に確認しておこう!

KINTOが向いていない人

KINTOは長く乗ると購入した方が安くなるので、気に入った車を使い続けたい人には不向きです。

向いていない人
  • 1台の車に10年以上長く乗り続けたい人
  • ローンやリースが嫌いな人
  • 生活環境がすぐに変化し途中で解約する可能性がある人

初期不要フリープランでは中途解約金が発生する点にも注意が必要です。

単純に自分の所有物にならないのが嫌な人にもおすすめしません。

KINTOは同じ車を長く使うと損をするね。

KINTOが向いている人

KINTOは新車を数年で乗り換えたい人に嬉しいサービスです。

手元にまとまったお金がなくても、月額料金だけで人気車種でドライブができますよ。

向いている人
  • 新車を一括で購入する費用はないが定額なら払える人
  • 若くて初めて車を購入する人
  • 保険や税金、メンテナンスなどの手続きが面倒な人
  • 人気車種でドライブして5年くらいで乗り換えたい人

車にかかる費用やサービスがコミコミなので、ややこしい手続きもしなくてすみます。

定額料金が払える人なら、気軽に新車に乗れるね!

月数万円で新車に乗れる

KINTOの魅力

KINTOはWEBで契約さえすれば新車に乗れる手軽さが魅力です。

KINTOの魅力
  • 頭金なし・月額定額で新車に乗れる
  • Webで申込が完結する
  • トヨタディーラーの正規メンテナンスが受けられる
  • 手厚い自動車保険(任意保険)が付いている
  • いつでも解約できるプランもある
  • クローズドエンド契約なので円安などでも価格変動しない
  • 車のローン審査よりも審査が通りやすい

まとまった資金がなくても月額料金だけ払えば、新車や高級車でドライブを楽しめます。

車検やメンテナンスなどもディーラーにすべておまかせできるので安心です。

保険やリセールバリューなど、ややこしいことを考える煩わしさもありません。

憧れの車種に月額料金だけで乗れるのは嬉しいね。

KINTOの損益分岐点に関する質問と回答

KINTOは何年契約が一番お得?

KINTOと一括購入の損益分岐点は6年目に集中しているので、5年契約が一番お得です。

一括購入した時と変わらない費用なのにもかかわらず、複雑な手続きや保険は一切しなくていいのがKINTOの魅力です。

ライフスタイルが変わる可能性があれば、解約金フリープランや3年契約を選んでも良いでしょう。

KINTOの欠点は何がある?

車内での喫煙や、車体に穴をあけるカスタマイズはできないことが欠点です。

また、KINTOは最長7年で車を返却しないといけないので、愛着があっても長く乗り続けることはできません

契約終了時に契約月数×1,500km以上走行している場合は、追加料金が発生するので注意しましょう。

KINTOの申し込み手順は?

KINTOはWEBで簡単に申し込めます。

KINTO公式サイトから以下の手順で申し込みましょう。

車種・オプション選択

比較シミュレーションで車種や契約年数を選択し、シミュレーションを出します。

プランやオプションなどを選択し、金額に間違いがなければ「審査お申込みへ」をタップします。

利用規約同意、販売店の選択、個人情報記入

利用規約に同意し、車を引き取りにいく販売店を選択します。

個人情報を記入し、送信すれば審査申し込みが完了します。

審査申し込み完了

審査申込完了メールにあるURLをタップすると、申し込みは完了です。

審査結果は3営業日以内を目安として、メールで届きます。

支払い方法登録、契約

審査通過のメールが来たらMy KINTOへログインし、契約します。

登録書類の提出、受け取り

車両登録に関する書類が届いたら提出しましょう。

販売店から納車日の連絡が来るので、車を受け取ります。

まとめ:KINTOは損益分岐点以外の内容も考慮して検討しよう!

KINTOと一括購入の損益分岐点を、実際にシミュレーションしました。

5年より短期で車を乗り換えるのであれば、KINTOの方がお得になります。

10年近く車を買い替えない人以外はKINTOを検討してみてください。

最後に記事をまとめます。

まとめ
  • 車を一括購入した場合と、KINTOを利用した時の損益分岐点は6年
  • KINTOの月額料金には車検、保険、メンテナンスなどが含まれる
  • 喫煙、カスタマイズ、サーキット走行は禁止
  • 契約終了時に契約月数×1,500km以上走行している場合は、追加料金が発生
  • 新車や人気車種を5年ぐらいで乗り換える人に向いている

車を購入すると複雑な手続きや保険も、KINTOならすべてコミコミなのが大きなメリットです。

同じ金額を使うなら、KINTOで楽をしよう!

KINTOは契約するだけで、手軽に新車でドライブができるサブスクです。

車の購入費用や、自動車保険の支払いが心配な人は一度検討してみてください。

サブスクで新車を楽しもう



最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

この記事が憧れの車に乗るきっかけになれば幸いです。

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